スルガ銀行のかぼちゃの馬車事件って知っていますか?
スルガ銀行はサラリーマンの不動産購入案件に積極的に融資していたわけですがこのかぼちゃの馬車というシェアハウスを企画して売買していたスマートデイズという仲介会社がサラリーマンやお医者さんなど副収入を得たい顧客に対して安定した家賃収入をサブリース契約で得られるという売り文句でその不動産を販売していました。
そんな中で、スマートデイズは顧客の資産が実際の資産をより多くあるように見せる書類を偽造する一方で購入の際にスルガ銀行が頭金不要という説明をしながらも融資書類の偽造を行い実際には行内では頭金が必要な融資ルールに従って頭金が支払われたような形で上記の顧客に融資してその顧客たちは身の丈に合わない融資を組まされて、その後シェアハウスの収支が構造的に破綻するような状況となり、融資返済ができない顧客たちが自己破産に追い込まれることとなり、社会問題化したというものです。
私もこのカボチャの馬車事件の起こる8年前の2011年にスルガ銀行から億を超える融資を受けてとあるマンションオーナーになったのですが、当時の私のマンションの購入の際にも仲介とスルガ銀行の融資手続きの際に「おや?」と思うことがあったのですが、私の場合は返済が滞ることもなくかつ2019年にその物件を売却して驚くようなキャピタルゲインを得ることができました。なので融資をしてくれたスルガ銀行には感謝しても仕切れないぐらいというような感覚があります。
かぼちゃの馬車事件のシェアハウス購入者との違いが何かと言われれば、単純明快ですがスルガ銀行の融資条件でそのマンションの収支のシミュレーションをしっかり行い、確実に賃貸経営が成り立つという確信を持って購入したということです。
マンションオーナーになるということは、経営を行うということと同義であり事業シミュレーションを行なってそれが成り立たなければやるべきでないというのは全く当たり前のこと。
かぼちゃの馬車事件の犠牲者の方々は、全てがこのシミュレーションなどせずに、「マンションオーナー」、「安定した副収入」というような言葉だけでシェアハウスを購入してしまった、ただそれだけのことでありむしろ自業自得だとしか私には思えないのです。
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